【6945】 富士通フロンテックTOB 怪しい値動き

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富士通フロンテックTOBの概要

買付者 :富士通株式会社

買付価格:普通株式1株につき1,540 円

買付期間:2020年7月31日(金曜日)から2020年9月14日(月曜日)まで(31営業日)

買付予定株式数:買付予定数 11,332,597株 下限 3,296,650株 上限なし(全株取得)

フェアネス・オピニオンは取得されていないが、SMBC日興証券(第三者算定機関)より株式価値算定書を取得済み。(報酬は、本TOBの公表及びスクイーズアウト完了を条件に支払われる)

マジョリティオブマイノリティ条件:なし

https://www.fujitsu.com/jp/group/frontech/documents/about/resources/news/press-releases/2020/prs20200730-2.pdf

TOB公表前後の値動き

今回のTOBは7/30の引け後に公表されたものであるが、その約2週間ほど前から不自然な値動きがあった。7/14に、目立った材料がないにもかかわらず出来高を伴った急騰が生じ、出来高を維持したまま急騰を続け、7/30には一時1,700円を超える値動きとなった。直近3日間は、出来高が連日100万株を超える大商いで、ほぼ確実にTOB情報が流出していたと考えられる。2019年冬にも、富士通子会社のTOBに関する思惑から大きく値を上げていたため、狙っていた投資家も多かったと思われる。

こちらは参考として、出来高の膨らんだ直近3日間の5日足チャートを掲載した。今後同様の事例が生じた際にご活用いただきたい。

本TOBの買付価格1,540円という水準では、PBRが0.81であるため、買付価格の引上げに期待する投資家もいると思われるが、個人的には第三者算定機関による株式価値算定書も取得され、公平性がある程度担保されているため、買付価格の引上げについては懐疑的だ。東芝子会社の西芝電機TOBの様にTOB公表前に株価が急騰し、買付価格は公表日の終値以下というケースも有るので、今回も慎重な判断を下していただきたい。

明日以降も動きが有れば更新します。

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