【2038】よくわかる原油ブル解説

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コロナウイルスの蔓延により、世界的に原油の需要が急減した事に加え

そのタイミングでアメリカの原油シェアを奪い返そうとサウジのまさかの増産により

原油価格は一時的にではあるが、直近20年来の安値である1バレル当たり20$割れを記録した。

そんな状況も相まって、原油関連商品は連日大商いの様相である。

そこで、今回は原油関連の商品の中でもとりわけ人気の高い”原油ブル”について検証・解説して行きたいと思う。

2038 原油ブル 正式名称はNEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN

Nomura Europe Finance N.V.が発行体のETN(指標連動証券)である。

そもそもこの商品に人気が集まっている理由は、商品の名前”ダブル・ブル”にも有る様に原油の指標の”2倍”に連動するからである。

しかし、そのパフォーマンスが思わしくないとの声が非常に多い。その様に思っている方はこの記事をぜひ見て頂きたい。


商品説明

【リスク】

・早期償還条項(ドバイ原油が1日に50%を超える下落が生じた場合、原油ブルは0円に)

・ETNは資産の裏付けを持たないために、発行体の野村が潰れると出資金は戻らない。

・商品の仕組み上減価していく為、長期保有には向かない。あくまでも短期。

 ※減価=コンタンゴと呼ばれる


まとめ

原油ブルはリスクが高い割に、パフォーマンスは悪い。WTIではなくドバイに連動するためである。

もし投資する事があるならば、常に NAV値、半年先のプラッツドバイ原油先物価格、WTI の3つは見ておく方が良いと思う。

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